遺伝子コラム

昼夜逆転は遺伝子を損傷させてしまう恐れ。

英国サリー大学の睡眠リサーチセンターのDerk-Jan Dijk教授らが昼夜逆転するような非自然周期の睡眠サイクルを続けると遺伝子を損傷してしまうことが分かった。 それもそのはずと思う見解が、どの遺伝子と特定はしていないが損傷(欠失、消失、転座など)がおこってしまうのが解析できたとの事である。 極端な話、外的因子で遺伝子が傷つくとは放射能(放射線)で変異が起こされると言う事と同じです。 平たく極端 … 続きを読む

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エピジェネティクスの解析解明はもうすぐ。

先日、遺伝子スイッチの『ON』『OFF』に関してお話したと思います。 遺伝子はスイッチの基盤であり『ON』『OFF』はエピジェネティクスと言われる環境因子で制御されていると考えられています。 今まではこのスイッチを制御する、環境因子と呼ばれる『食事因子』『運動因子』『紫外線因子』など様々な外因子は分からないであろうと言われてきました。 しかし我々の遺伝子コラムで書いたように、様々な遺伝子検査解析( … 続きを読む

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誰とでも仲良くなれる遺伝子疾患があるのを知っていますか?

誰とでも仲良くなり、極端に優しい遺伝子疾患のウィリアムス症候群があるのを知っているだろうか。 ウイリアムス症候群は7番目の染色体上で25個の遺伝子の欠けが原因である。たった25個の遺伝子を失うだけで人の身体、行動、そして認識の形成に甚大な影響を与えてしまっている。 外見は特徴的です。顔の小ささ、尖った歯、上を向いた鼻、一目でわかる目の下の膨らみである。 ボストン大学の研究所でウイリアムス症候群の子 … 続きを読む

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遺伝子スイッチ?(最新の遺伝子解析)

理化学研究所では遺伝子スイッチの百科事典を完成したと情報がありました。 遺伝子スイッチ? 遺伝子にスイッチがあるの?と疑問に思った方も多いと思います。何か症状、疾患の遺伝子が有るか無いかが分かるとします、それは電気のスイッチに例えると電気スイッチの盤が有るのか無いのかが確認されただけです。 そのスイッチを『ON』にするか『OFF』にするのかは、以前より環境因子(エピジェネティックス)が大きいとされ … 続きを読む

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遺伝子検査世界最大手のDTC(Direct to Consumer)の比較

1月のニューヨークタイムズ紙でこんなコラムがありました。 世界最大手のDTC(Direct to Consumer)の23andMEとGenetic Testing LaboratoryとPathway Genomicsの3社の遺伝子検査を受けた健康な28歳女性の結果の比較を掲載していた。 健康な女性が3社の遺伝子検査を受けて比較した。その結果、それぞれの結果レポートで明らかな違いが出てしまった。 … 続きを読む

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形質(表現)に影響を与える主な遺伝子変異の仕方

我々が遺伝子変異と呼ばれている様々な変異の仕方がある。ここで我々身体にどんなタンパク質がつくられるのかが決定してきます。 主な変異の仕方は大きく7つに分類されます。 1:一塩基多型(SNPs) 2:短い繰り返し配列の多様性(繰り返される数の違い) 3:ハプロタイプ(両親から受け継いだ染色体とそれぞれに存在する多型の組み合わせ)4:DNAの修飾(メチル化) 5:塩基の欠失または挿入 6:コピー数の変 … 続きを読む

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まずは遺伝子、DNA、変異などの言葉を知ろう!

今日は遺伝子結果活用サービスの『遺伝子コラム』の出発点なので遺伝子にまつわる言葉の定義をします。 ・DNA(デオキシリボ核酸)=デオキシリボース(五炭糖)+リン酸+塩基(アデニン(A) , チミン(T), シトシン(C), グアニン(G))+他 ・ヌクレオシド=デオキシリボース(5炭糖)+塩基 ・ヌクレオチド=デオキシリボース(5炭糖)+塩基+リン酸 *ヌクレオシドとヌクレオチドの違いは医者でもど … 続きを読む

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